【うずしお高校浄瑠璃部】(86) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第三章 秘密の稽古場(十四)

 祖母と遅い朝食を済ませたあと、圭介は家を出た。「どこに行くん?」と聞かれ、「浄瑠璃部の集まり」とだけ答えた。

 圭介が乗るつもりだったバスまではまだ一時間ほど ・・・

【残り 854文字、写真 1 枚】



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