【うずしお高校浄瑠璃部】(63) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第二章 高校一年生(三十三)

 あ、と圭介は声が出そうになった。

 足遣いと左遣いの二人が加わった瞬間、若武者の人形に本当の命が宿ったように見えたからだ。

 若武 ・・・

【残り 784文字、写真 1 枚】



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