2025年5月30日 05:00 | 有料記事

千葉県
千葉県教委は、県内公立学校の児童生徒を対象としたセクシャルハラスメントに関する昨年度の実態調査結果を公表した。教職員からセクハラと感じる言動を受けたと答えた児童生徒は前年度から3割増の517人に上った。うち小学生は104人で倍増以上となった。今回の調査では、見せたり触らせたりしてはいけない「プライベートゾーン」に関する啓発動画をアンケート回答前に視聴してもらっており、県教委の担当者は「(セクハラに対する)意識が小学生で特に高まった」と分析している。
調査は、独自に調べている千葉市立校を除き、全ての公立学校の約46万3千人を対象として昨年12月~今年1月に実施。9割の約41万7千人が回答した。
教職員の言動が「セクハラと感じて不快だった」と答えたのは517人で、内訳は中学生261人、高校生147人、小学生104人、特別支援学校(特支)の5人。全体で前年度から115人増で、中学生は76人、小学生は60人増えた。
セクハラの内容は「不必要に体を触られた」との回答が小中学生で突出するなど全学校種で最多となり、小学生ではこの回答 ・・・
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