【ふつうの家族】(217) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 いたたまれない気持ちになりながら、三つの会社を転々として彼女にまで振られた経緯を赤裸々に話すと、「それは災難だったなぁ」と森本(もりもと)は凜々(りり)しい眉を寄せた。 ・・・

【残り 759文字、写真 1 枚】



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