【ふつうの家族】(208) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 もし彼がもっと積極的に、あるいは無神経に連絡を寄越していたら、和則(かずのり)と結婚して間もない自分はどんな反応をしていただろう。
 
 その頃にはすでに息子がお腹の中にいて、深 ・・・

【残り 750文字、写真 1 枚】



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