【ふつうの家族】(201) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 淡い水色のワイシャツにグレーのパンツというスタイルの彼は、冴子(さえこ)には気づかず、真鍋(まなべ)の肩に手を置いて懐かしそうに喋(しゃべ)り始めた。
 
 ・・・

【残り 754文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る