【ふつうの家族】(180) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 広告代理店の仕事を続けたいという希望を恐る恐る伝えたときも、やや戸惑いの表情を浮かべつつ、和則(かずのり)はすぐに受け入れてくれた。──ああ、いいよ、別に俺は単身赴任でも。男は ・・・

【残り 789文字、写真 1 枚】



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