児童生徒の欠席情報、設定ミスで漏えい 松戸の2小中校 欠席理由も閲覧できる状態、生徒が指摘

松戸市
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 松戸市教委は12日、市立小中2校で、教職員のみが共有・管理する児童生徒の欠席や遅刻理由などといった個人情報が、学校側の設定ミスで児童生徒用タブレット端末からも閲覧できる状態になっていたと発表した。現時点で個人情報の外部流出や二次被害の報告はないという。

 市教委によると、4月25日、新松戸南中3年の男子生徒から担任教諭に「生徒用タブレットで生徒の欠席情報が見られる」と指摘があり発覚。市教委が各小中学校の管理状況を調べた結果、常盤平第二小でも同様の設定になっていたことが判明した。

 該当校では、児童生徒の欠席・遅刻などの情報をアンケート作成ツールを使って収集していたが、誤って児童生徒も閲覧できる状況で保存されていた。欠席理由の中には、体調面だけでなく対人関係を理由にしたものも含まれていた。

 市教委は今後、市内全小中学校の管理職や情報担当教員を対象にした研修を実施し、ICT支援員と管理職が連携して情報を確認するなどして再発防止に努めるとした。


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