園内限定”異色”キャラ 優しい世界観で人気に 淡い色合いが大人も魅了 【ダッフィー誕生物語 TDSで愛され20年】(上)

「これからもぜひダッフィーと一緒に楽しんでもらいたい」と話すOLCの郷さん=浦安市の東京ディズニーシー
「これからもぜひダッフィーと一緒に楽しんでもらいたい」と話すOLCの郷さん=浦安市の東京ディズニーシー
グッズを身に着けたり、ダッフィー&フレンズを連想させる色合いのコーディネートでパークを楽しむファン
グッズを身に着けたり、ダッフィー&フレンズを連想させる色合いのコーディネートでパークを楽しむファン

 モコモコとした手触りの淡いベージュ色の毛並み。くりくりの愛らしい目-。東京ディズニーシー(TDS、浦安市)で人気のテディベアのキャラクター「ダッフィー」が、今年で誕生から20周年を迎える。TDS内限定のキャラとしてデビューしたダッフィーは、ディズニー映画出身のキャラクターではないものの、TDSになくてはならない存在になった。異色のキャラがなぜここまで広く愛されるようになったのか。運営するオリエンタルランド(OLC)の担当者に聞いた。

 ダッフィーがデビューしたのは2005年12月26日。「航海に出るミッキーマウスが寂しくならないようにと、ミニーマウスが心を込めて作った」というエピソードと共にぬいぐるみが売り出されたのが始まりだ。

◆「育ててもらった」

 「ゲストのみなさんに育ててもらったキャラクターだと思っています」。OLC商品開発部でダッフィーを担当する郷有佳里さんは振り返る。

 ミッキーマウスやミニーマウスなど他のキャラクターのように元々ディズニー映画に登場していたわけではなく、東京ディズニーリゾートでは珍しい存在のダッフィー。パーク内でのみグッズ展開されていたこともあり、デビュー当初は「知る人ぞ知る存在」で、まだ多く ・・・

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