古里で獣害対策に奔走 元箱根ランナーの鴨川市職員 中山裕貴さん(35) 【ひと模様】

 学生時代は陸上競技に打ち込み、最終学年で念願だった箱根駅伝に出場。現在は古里の鴨川市に戻り、県南部で深刻な被害をもたらしているイノシシなどの有害鳥獣対策に汗を流す。「農家の人だけでなく、市民のために貢献していきたい」と力を込める。

 同市で生まれ育ち、中学生までは球技に親しんだ。中学の頃に駅伝大会に参加した経験もあり、高校から陸上競技に転向。「大学でも続けたい」と、進学した国士舘大学でも陸上部に入った。

 大学時代、目標の一つに掲げていたのが箱根駅伝への出場。当時、同大にシード権はなく、予選会 ・・・

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