【オルロージュ】(351) 小川哲・作 岡野賢介・画

 ◆第三十七章 倉敷秀斗(7)
  
 気がつくと終電がなくなっていた。二軒目に入ったホテルのバーを追い出され、僕たちは大雨の中、真夜中の新宿を彷徨(さまよ)った。
 
【残り 803文字、写真 1 枚】



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