いすみ鉄道、11月以降も運休継続 4日に脱線事故 安全性に課題、復旧長期化か

脱線事故現場から移動後も付近に留め置かれた車両=13日、いすみ市
脱線事故現場から移動後も付近に留め置かれた車両=13日、いすみ市

 いすみ市で起きたいすみ鉄道の脱線事故で、同社は28日、当初目標にしていた今月末の運行再開の見込みが立っておらず、全線運休を継続すると発表した。安全性が確保されていないことが理由で、復旧には長期間かかる見通し。まずは利用客が多い大原―大多喜間を優先し、再開を目指すとしている。

 同社によると、原因究明や安全点検のため独自に依頼した第三者の専門機関から、線路と線路の間を指す「軌間」が広がっている箇所を指摘され、調査で「安全に走ることができない」と確認された。枕木が劣化 ・・・

【残り 328文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る