2024年9月18日 05:00 | 有料記事

風水害時に車を事前に避難することができる「運動広場駐車場」。中央奥はテニスコート=9月、大網白里市南飯塚

昨年の台風13号に伴う豪雨で水没し、立ち往生した車(左手前)と、漏れたガソリンを薬剤で処理する消防関係者ら(右奥)=昨年9月8日、大網白里市駒込
台風や豪雨といった災害時に住民の車を水没から守ろうと、本年度から大網白里市は風水害時用の車両避難場所を市有地2カ所に設けた。合わせて約120台の車が駐車可能。8月16日の台風7号では市内で大きな冠水被害はなかったものの、さっそく車両避難場所の利用があったという。同市内では2019年と昨年に、豪雨で大規模な冠水が発生。多くの車が水没した被災経験を踏まえた。
車両避難場所を設けるのは、市立大網小や市子育て交流センターの近くにある「みどりが丘市有地」(みどりが丘3)と、テニスコートや運動広場の近くにある「運動広場駐車場」(南飯塚)。みどりが丘市有地は約5 ・・・
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