2024年7月19日 05:00 | 有料記事

猪狩英俊氏
新型コロナウイルスの感染拡大傾向が続いている。千葉県内では10週連続で感染者が増え、定点観測では1医療機関当たり12・77人(8~14日)で前週比17%増。新たな変異株への置き換わりなどからコロナ5類移行後で最大の「波」になるとの予測もある。千葉大病院の猪狩英俊感染制御部長は「いわゆる第11波と考えている」とし、2、3カ月間は流行すると分析。対策は個人の自由に委ねられていることを前提に、こまめな換気やワクチン接種などを改めて呼びかけている。
現在、県内で主流となっているのはオミクロン株の変異株「KP・3」(ケーピー・スリー)系統。県衛生研究所のゲノム解析によると、7月に入ってからは全体の8割を占める。
猪狩氏は「KP・3は感染力が強いとの情報もあるが、詳し ・・・
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