生命のしぶき、クサフグ産卵 勝浦の興津海岸

産卵のため防波堤を上るクサフグ。繁殖で海面が泡立ったように白く濁った=24日、勝浦市の興津海岸
産卵のため防波堤を上るクサフグ。繁殖で海面が泡立ったように白く濁った=24日、勝浦市の興津海岸
産卵のため防波堤の敷石にはい上がるクサフグ=25日、勝浦市の興津海岸
産卵のため防波堤の敷石にはい上がるクサフグ=25日、勝浦市の興津海岸

 勝浦市の興津海岸で24日、産卵期に入ったクサフグの繁殖行動が見られた。防波堤の波打ち際に群れで現れ、パシャパシャと跳ね回って体をぶつけて水しぶきを上げて産卵する。受精した卵は1週間ほどでふ化し、稚魚は引き潮に乗って沖に出ていくという。

 国内各地に生息するクサフグは体長約10~20センチ。県内では鴨川市小湊の海岸が産卵地として知られ、興津では16年前に初め ・・・

【残り 398文字、写真 2 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る