紀州の漁師が伝える 九十九里地引網発祥の地 【黒潮ものがたり 紀伊・房総】(4)

白子自然公園の記念碑
白子自然公園の記念碑

 「地引網の発祥の記念碑」が九十九里浜に面した白子町の白子自然公園入口にあると聞き、南白亀(なばき)川河口を訪ねました。公園入口の砂浜に設けられた黒潮の大波をかたどったシンボル下部に銘文が刻まれていました。

 抜粋で紹介しますと「九十九里浜の北は刑部(おさかべ)岬、南は太東岬に至る延長66キロに及ぶ典型的な砂浜海岸で、その自然景観の美しさは天下に冠たるもの。ここは江戸時代、無双の一大地引網漁場で、その起源は一般的に室町時代と言われている。地引網の起源は紀州の人・西宮久助が、難風のため南白亀浦に漂着し、剃金(そりがね)村の長嶋某(長嶋丹後)の家に寄寓し、手厚い看護を受けた。久助はその謝意のしるしとして、出生 ・・・

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