戦国の一宮城紹介 里見VS北条 攻防舞台 東上総の要衝、庭園も出土

一宮城の出土遺物を見る来場者=一宮町中央公民館
一宮城の出土遺物を見る来場者=一宮町中央公民館
東上総の戦国時代について解説する滝川恒昭さん
東上総の戦国時代について解説する滝川恒昭さん

 戦国時代の一宮城(一宮町)に焦点を当てた初の企画展「上総国一宮城~戦国を駆け抜けた『境目』の城」が、同町中央公民館の歴史資料展示室で開かれている。約40年前の発掘調査で出土した貴重な庭園遺構の遺物など21点を紹介。県南地域を支配した里見氏と、小田原(現神奈川県)が拠点の北条氏の勢力が奪い合ったとされる“要衝の城”の歴史に迫る。関連講座も開かれ、来場者約70人が戦国の房総に思いをはせた。

 町教委によると、現在の城山公園にあった一宮城は、水陸交通の要衝 ・・・

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