70歳ハワイの大波へ挑む 集大成、準備に2年 “相棒”古希ちなみ紫色 一宮のレジェンドサーファー・蛸操さん

ハワイの大波に挑む紫色のサーフボードを手にする蛸さん=いすみ市
ハワイの大波に挑む紫色のサーフボードを手にする蛸さん=いすみ市
ビッグウエーブ挑戦についてインタビューに答える蛸さん=一宮町
ビッグウエーブ挑戦についてインタビューに答える蛸さん=一宮町
勝浦市沖で波に乗る蛸さん=2021年10月(蛸さん提供・神尾光輝さん撮影)
勝浦市沖で波に乗る蛸さん=2021年10月(蛸さん提供・神尾光輝さん撮影)

 東京五輪のサーフィン競技の会場になった一宮エリアのサーフシーンを支えてきた地元のレジェンドサーファー、蛸操(たこ・みさお)さんが70歳でハワイ・ノースショアのビッグウエーブに挑戦する。半世紀超、外房地域の大波に鮮やかなラインを描いてきたビッグウエーバーは「最後の挑戦」と意気込み、2年ほど前からジムに通って筋力アップするなどプロサーファー人生の集大成に向けて備えてきた。18日に出国し、約1カ月“聖地”に滞在して高さ20メートル超の大波に乗る。

 蛸さんはいすみ市出身。高校生だった16歳でサーフィンを始めた。大きな波を好み、一宮町はもちろん、勝浦、鴨川両市などのスポットで技術を磨いてきた。大会で好成績を残しているが、「大波狙いで頂点に立てなかった」と笑う。

 サーフボードを制作する「シェイパー」としての技術も高く、1980年に地元で「シークエンスサーフボード」を設立。トップサーファーらに愛用された。

 サーフィンの本場・ハワイは度々訪れている。60歳のときは還暦にちなみ赤いサーフボードを新調したが、渡航できる環境が整わなかった。リベンジへ ・・・

【残り 1300文字】



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