2023年12月25日 05:00 | 有料記事

千葉市役所新庁舎の竣工式でテープカットする神谷俊一市長(左から4人目)ら=2月18日、千葉市中央区
県都・千葉市の行政の中心となる市役所新庁舎が完成し、今年6月に全面開庁した。新たな庁舎は、災害時も地域の拠点となるよう災害に強い構造に。市民が集えるイベントスペースもでき、旧庁舎にはなかった明るさやにぎわいも見られた。
新庁舎は延べ床面積約4万8800平方メートルで、地上11階建ての高層棟(高さ約52メートル)と同7階建ての低層棟(同約33メートル)をL字型につなげた構造。1970年から利用していた旧庁舎は老朽化が進み、耐震性能が不足。手狭で、千葉中央コミュニティセンターやポートサイドタワー(いずれも中央区)に部署が分散するなど使い勝手も悪くなっていたため、2020年6月に着工した。総事業費は295億円。
最大の特徴は、総合防災拠点として強化し ・・・
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