要支援者避難に課題 学生は過去学び役割模索 【激浪の記憶 元禄地震320年】(4)

津波避難訓練で避難所に到着した住民。自宅からの時間やルートを確認した=9月24日、一宮町
津波避難訓練で避難所に到着した住民。自宅からの時間やルートを確認した=9月24日、一宮町
津波避難場所の築山の前で避難訓練の受け付けをする長生中防災部の生徒たち=昨年10月、長生村
津波避難場所の築山の前で避難訓練の受け付けをする長生中防災部の生徒たち=昨年10月、長生村

 地震発生から33分-。一宮町が防災訓練で住民に伝えている津波到達までの時間は、県による元禄地震の津波シミュレーションを参考にしている。町はこの時間までに迅速に避難を終えるよう求めており、近隣の長生村、白子町も同様に「30分以内」が一つの目安だ。

 一宮町が今年9月に行った ・・・

【残り 1214文字】



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