集まる温かい住民支援 銚商CFで故障車両修理 苦難越え走るローカル鉄道(下) 【銚子電鉄 開業100年】

脱線事故を経て銚子商業高生のCFなどにより修理が完了し、営業運行復帰を祝って行われた出発式=2015年4月(同高提供)
脱線事故を経て銚子商業高生のCFなどにより修理が完了し、営業運行復帰を祝って行われた出発式=2015年4月(同高提供)
「銚電まつり」では、銚子商業高「プロジェクト」メンバーの生徒らが商品販売などで参加=9日
「銚電まつり」では、銚子商業高「プロジェクト」メンバーの生徒らが商品販売などで参加=9日

 銚子電鉄の電車の“動力”として社員らが挙げるのは好調な売り上げで経営を支える「ぬれ煎餅」。竹本勝紀社長はもう一つの大切な存在を確認するように、8日に行われた広島電鉄とのコラボイベント「100周年バトンリレー」で、感謝の気持ちを貸し切り電車のアナウンスに響かせた。

 「動力は電気のみにあらず、皆さまの応援こそが銚子電鉄存続の真の原動力であると、いつも思う次第でございます」

 沿線住民らの温かい支援。2014年1月に脱線事故が発生し、走行不能になった車両をよみがえらせるため、修理代集めで活躍した“若き力”のエピソードは今も語り継がれる ・・・

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