囲炉裏のあった暮らし 炬燵やぐら 絵・文 道塚元嘉 【民家の四季】

 今年は我が家の満天星(ドウダン)の葉がめずらしく色づく。人の手ではどう染めようもない燃えるような「赤」が、白障子に映えて目の洗われるようなおどろきで、じっと見つめていました。赤の由来は、日本最古の色名のひとつで、光の明暗をあわらす言葉であったといわれます。あらゆる色彩は光あってこその色であり、刻々と光をうけて障 ・・・

【残り 1403文字、写真 1 枚】



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